手軽にできる自宅の防犯対策として、まず防犯ステッカーの導入をしてみようかと考える方は多いかもしれません。
防犯ステッカーを自宅の玄関や目に付きやすい場所に貼っておくことで、不審者を含めた周囲の人々に、防犯意識の高い家だと知らせる効果があります。
しかし、防犯ステッカーは使い方によっては全く効果がないどころか、逆に犯罪のリスクを高めてしまうこともあります。
では、どうすれば防犯ステッカーを効果的に使うことが出来るのでしょうか。
防犯ステッカーの特徴や、注意すべきポイントなどについてまとめてみました。
防犯ステッカーを張るだけでは効果は激減
防犯ステッカーは、比較的安価で手に入る手軽な防犯グッズです。
最近では100均ショップでも見かけるようになりました。
防犯ステッカーを玄関や不審者の目に付きやすそうな場所に貼っておくと、ここは侵入者に対して警戒を厳しくしている家ですよというアピールになります。
そうすると、この家に侵入するのは捕まるリスクが高いと不審者に思わせることができ、狙われにくくなる効果が期待できます。
しかし、安価で手に入る防犯ステッカーは、ホームセキュリティサービスと契約したときに貸与されるステッカーに比べれば効果は限定的で気休め程度と言えるかもしれません。
防犯ステッカー単体では逆効果になることも!
特に、防犯ステッカー単体で使った場合、効果は激減します。
例えば「防犯カメラ作動中」と記載されたステッカーが貼ってあるにもかかわらず、防犯カメラが設置されていないケースでは、不審者からは防犯対策が中途半端でセキュリティーが甘い家だと認識されてしまい、却って狙われやすくなってしまう恐れもあります。
防犯カメラ設置のステッカーを使う時は、かならず本当に防犯カメラを設置するか、ダミーの防犯カメラを用意しましょう。
ダミーの防犯カメラもさまざまな種類のものが市販されていますが、あまり簡素なものにしてしまうとダミーだと見抜かれてしまうので注意が必要です。
防犯ステッカーを貼ることには、リスクもある
みなさんは、目立つところに防犯ステッカーが貼られている家を見ると「あの家には、盗られては困るような、なにか大事なものがあるのかも」と思ってしまったりしませんか?
つまり、防犯ステッカーが貼られていることが、貴重品や多額の現金などがある家の目印になってしまう可能性もあるということです。
防犯ステッカー単体での使用では、効果がないどころか逆に犯罪のターゲットになってしまう危険性もあるのでよく考えて設置する必要があります。
当然ですが、防犯ステッカーは、いざ家に侵入されてしまったあとでは何の役にも立ちません。
ホームセキュリティのステッカーは効果あり
ホームセキュリティのステッカーは、サービスを契約すると警備会社から貸与されるものです。契約が終了すればもちろんステッカーも返却しなければなりません。
つまり、その会社のステッカーが貼ってある家はかならずホームセキュリティサービスが入っているということなので、犯罪に対する大きな抑止力が期待できます。
ですが、これはステッカー単体の効果ではなく、あくまでもホームセキュリティサービスがついているからこそ。
他人から譲渡を受けてステッカーだけ手に入れたり、模造品を作ったりしてステッカーを貼っていても、センサーやカメラ等の機器が取り付けられていなければ、盗みに慣れた侵入犯には簡単に見抜かれてしまいます。
前の項でも書いた通り、ホームセキュリティのステッカーが貼られている家は、犯罪者からは財産のある狙いがいがある家と見られてしまう可能性もあります。
防犯効果を十分に得るためには、やはり確実にホームセキュリティのサービスを入れた状態で使うべきだと言えるでしょう。
ホームセキュリティのステッカーが貼られていると、遠くから見ただけでも不審者に侵入を諦めさせる効果はありますので、実際にホームセキュリティを導入した場合はもちろんよく見える位置にステッカーを貼っておきましょう。
まとめ
市販のものでもホームセキュリティのものでも、防犯ステッカー単体では効果が薄いか、逆効果になることもありえるということがおわかりいただけたでしょうか。
また、防犯ステッカーを貼ること自体にもリスクがあるということも知っておくと良いでしょう。
自宅の防犯を強化したい、侵入者を防いで安心して暮らしたい、という目的に最も高いクオリティでこたえられるのは、やはりホームセキュリティということになります。
ホームセキュリティを利用するには多額の費用がかかるというイメージがあるかもしれませんが、プランによっては月額3,000円代から加入できるものもあります。
自宅の安全を守るため、一度検討してみられてはいかがでしょうか。
お見積や、自宅のセキュリティチェックは無料で受けられます。
まずは資料請求をしてみてくださいね。