災害時には犯罪も増えるもの・・・停電が起きてしまった時の防犯はどうなるの?と不安な方へ。
ホームセキュリティで用いられる各種センサーやコントローラーの動力源は“電気”ですよね?
ではその動力源が途絶えた状態ではどうなってしまうのか。
今回の記事では停電時のホームセキュリティについて解説いたします。
また、実際に停電が起こった場合の防犯対策についてもご紹介します。
いざという時にしっかり対応できるようにしたい!という方も、記事を読んで日頃から行えることを考えてきましょう。
停電時ホームセキュリティは作動するのか?
1. セコムの場合
ホームセキュリティのコントローラーや、通報する際に必要となる送信機には予備バッテリーが内蔵されています。
そのため一定時間の間は使用が可能となりますが、目安は数時間程度。
しかし、予備バッテリーも全て無くなってしまった場合は自動的にセコムへ情報が送信され、こちらに状況確認の電話が入るようになっています。
もし電気の復旧に時間を要すのであれば、追加で予備バッテリーを持ってきてくれるというシステムです。
余程の大規模な災害でない限りは、上記のシステムで防犯を維持できるでしょう。
2. アルソック
コントローラーに携帯電話用の3G回線が内蔵されているため、停電時でも通報できるようになっています。
3. セントラル警備保障
停電時には電力復旧まで利用はできないものの、停電と同時に情報が警備会社へ発信されるようです。
情報を元に警備会社よりご自宅へ電話や訪問という対応を必要に応じて行ってくれるようです。
4. 全日警
セキュリティ機器自体は予備バッテリーが内臓されており、一定期間は稼働します。
停電時の緊急発信を行えるかどうかは、利用している回線の種類が関係するようです。
一般公衆回線であれば電話局からの電源供給があるため、停電時でも緊急発信を行うことが可能です。
マンションなどの場合は回線ネットワーク用の設備自体が停止してしまい、利用できない可能性があります。
5. 関電SOS
専用バッテリーにより一定時間は作動しますが、バッテリーが無くなってしまった場合は使用することができなくなってしまいます。
停電時に取るべき防犯対策
各警備会社や使用している機種によっては停電中ホームセキュリティを利用できない可能性があります。
自動的に情報を発信してくれる機種もありますが、自分でも行える停電時の正しい対応について理解しておきましょう。
1. 家の施錠を行う
停電という災害に乗じて犯罪が増える可能性はあります。
玄関だけではなく、窓もしっかりと施錠しましょう。
また、玄関のドアチェーンも利用して防犯対策を強化しましょう。
2. 夜間の外出は避ける
停電の場合、街灯や信号が使用できない可能性が高く、暗い夜道は危険を伴いますので外出を最小限にする必要があります。
また、やむを得ない場合には電池式のライトを持ち歩くようにしましょう。
3. 玄関やドアにステッカーを貼る
アルソックやセコムでは企業のロゴが入ったステッカーを貰うことができます。
主にホームセキュリティを導入した際に手に入るでしょう。
ドアや玄関などの外から見える場所にステッカーを貼ることで、自宅の防犯対策を強化していることをアピールできます。
空き巣に対する心理的な抑止力となるため効果的です。
また、ホームセキュリティを導入していない場合も同じような効果のあるステッカーは販売していますよ。
4. 窓に補助錠をつける
ALSOKロックという窓に取り付けるだけで使用可能の補助錠が存在します。
空き巣の手口の一つである「ガラス破り」の工程を長引かせる効果があり、空き巣が犯行を諦める確率を上げてくれます。
上記で述べたステッカーと合わせて使用することで、身を潜めて犯行に及んでいる空き巣に対して更に効果アップが期待されます。
5. ソーラー充電式のライトを準備する
停電時には家庭の電源につなぐものは利用できなくなってしまうため、ソーラー充電式のライトを一つ準備しておきましょう。
外出の際に自宅内につけておくことで、住人が家に居ることを装うことができます。
ただし、予備の電池や電力が少ない場合は使用を控えた方が良い場合もあります。
また、ソーラー充電式の人感センサーライトを設置しておくのも効果的です。
まとめ
各警備会社によって停電時の対応はことなりますが、基本的には予備バッテリー等の対策がなされているようですね。
しかし、バッテリーにも限界があり電力の復旧までに時間を要す場合には更なる対策が必要です。
電気を使わずに行える防犯対策を、普段の生活から心掛けておくことが大切なようです。
ALSOKでは無料で自宅のセキュリティチェックも可能、今回の記事で紹介しているALSOKロックも販売中です。
災害時には犯罪が増えるものです、いざという時に対応できるように自宅の防犯対策について今一度考えてみましょう。